十紀夫語録

打田十紀夫オフィシャル・ブログ

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Archive for the ‘ツアー&ライヴ関係’ Category

トニー・マクマナス Japan Tour 無事終了!

大震災の影響で、一時は開催も心配された「Tony McManus Japan Tour 2011」ですが、おかげさまで無事、盛況に終えることができました。トニー・マクマナスは、昨日成田空港より無事帰国の途につきました。感動的なパフォーマンスを披露してくれたトニー、また、このような状況の中でご来場してくださった皆さま、そして、ご支援してくださった関係者の皆さまに、心から感謝いたします。ツアー中のいろんな写真を集めたページも、近いうちにTABのホームページにアップしたいと思いますが、とりあえずここで何枚かご紹介しておきます。

(↓)横浜の赤レンガホールで開催されたモリダイラ楽器主催「Fingerpicking Day 2011」での、ゲスト・ギタリストによるラストのセッション。

(↓)京都でのオフ。桜も満開でとても綺麗でした。トニーにとっては初めての京都でしたので、見るもの見るもの写真撮りまくり、ご覧のようにまさに観光客。

(↓)清水寺の茶屋で一服。トニー、私、ROOTSの平野さんと天満クン、なぜかみんなミルクコーヒーを飲んでます。う〜ん、あまり京都らしくないなあ。。。

(↓)吉祥寺スターパインズ・カフェでのライヴより。ツアーの最後を締め括る感動的なライヴでした。

(↓)スターパインズ・カフェの2階席から撮った写真。満員のお客さまにご来場いただき、トニーもとても喜んでいました。

(↓)最後でのトニーと私のセッションより。トニーの音がとても美しく、私も気持ちよく演奏できました。

大地震からまもなく2週間

岡山、広島、博多と回った島村楽器スタジオ“ライヴ&トーク”ツアーから無事戻ってまいりました。ご来場くださった皆さま、スタッフの皆さま、本当にありがとうございました。東日本を襲った大地震で心が痛む中のツアーでしたが、お会いした皆さんに元気をもらった様な気がします。

大震災の傷跡は大きく、多くの尊い命が奪われました。何万人の方が家や家族を失い、多くがいまだ途方に暮れていらっしゃいます。私ができることは限られていますが、これからも支援と義務を果たしていきたいと思います。どうか一刻も早い復興と被災された方々の回復を心からお祈りしています。

また、大地震が原因で起きた福島原発のトラブルでは、多くの方は不安を感じる日々を余儀なくされています。復旧に携わっている関係者の皆さんのご苦労は計り知れないものがあると思いますが、どうか安心して暮らせる日々が一日でも早く来ますように!

今回の大震災のことは海外でも大きく報道されており、多くの友人やギタリストの方々からお見舞いのメールをいただきました。みんな心優しい方々ばかりでとても心配してくれています。赤十字に寄付された方や「こっちにしばらく疎開しては」と言ってくださる方もいて、本当に心温まる想いです。

そんな中、毎年4月に開催されるモリダイラ楽器主催『フィンガーピッキング・デイ』が予定通り開催されることが決定しました。毎年このイベントを楽しみにしている方も多く、このような状況においてアコースティック・ギター音楽が皆さんの心のよりどころとなればこんな嬉しいことはありません。また、TAB主催『トニー・マクマナス来日ツアー』も予定通り開催いたします。トニーも日本のことを心配してくれているミュージシャンのひとりです。彼の優しく美しい音楽が皆さんの心に届きますように。

トニー・マクマナスのサンプル音源(↓)
Tony McManus is playing Chalaneru and An Ciarraioch Mallaithe / Muireann’s Jig (from the CD『The Maker’s Mark』).

夫婦揃ってミーハー写真!

今回は、2枚のミーハー写真をご紹介します。

まず1枚目(右写真)は、TAB女将のミーハー写真。写真の右端がトニー・マクマナス、真ん中がPRSギター代表のポール・リード・スミス氏。来月TAB20周年ライヴVol.3で来日予定のトニー・マクマナスが、PRSギターのイベントのために先日急きょ来日したときの1枚です。これがまた、かなりの強行スケジュールで、3/4の夜に日本に着いて、翌3/5に渋谷でイベントに参加し30分演奏して、自分の出番終了と同時に成田に向かうというものでした。その日私は以前から予定が入っていたため、顔を出すことができませんでしたが、その代わりにウチのおハルが行ってきました。メジャーどころのロック・ギタリストがメインで出演する中、アコースティック・ギター1本で圧巻のプレイを披露し、聴衆を魅了したそうです。この写真は、出番前に控室に挨拶に行ったときに撮ってもらった1枚です。

2枚目(左写真)のミーハー写真は、私の1枚。現アジア・タッグ王者との記念ショットです。向かって左にいるのが、真田聖也選手、右が征矢学選手。3/6の後楽園ホールでの全日本プロレスの試合会場で撮った1枚です。アジア・タッグ選手権は、初代王者にキング・コング、タイガー・ジョキンダー組が認定されたのが1955年、3代目が力道山&豊登組という、日本でもっとも歴史の長いタイトルですが、現チャンピオンは若くて元気いっぱいの二人です(真田選手:23才、征矢選手:26才)。真田選手は1月の渕正信選手の誕生会でお会いしたのを覚えていてくれて、うれしかったです。まだまだ上を目指して、頑張ってもらいたいです!

とまあ、夫婦揃ってミーハーな写真を撮って悦にいっているのでした。。。(笑)

こりゃ、ありえんでしょ!

鈴鹿、四日市、岡崎の島村楽器スタジオ・ライヴ三連戦から無事戻ってまいりました。今回は、ヒストリーのNT-501とNT-01(旧モデル)、そしてナショナル・リゾネーターStyle-Nの3本のギターを用いて、パフォーマンスさせてもらいました。三連休で色々ご予定があるところを駆け付けてくださった皆さま、本当にありがとうございました! また、お店のスタッフの皆さまにも大変お世話になりました。厚く御礼申し上げます。

で、何が「ありえん」ことだったかというと…。
鈴鹿ライヴ終了後、大阪から参加してくれたしんちゃんとユッコちゃん、富山から来てくれた佐賀クンと、イオンモールの中で食事をしていこうということになり、4人で和食屋へ入ったときのこと。私は、店頭の食品サンプルで気になった「でかかき揚げ天丼」を注文したのです(以下、しんちゃんが撮ってくれた写真でご紹介します)。

(↓)これが、店頭にあるそのサンプル。

(↓)ところが、実際出てきたのは、サンプルをさらに上回るデカさ!
いくらなんでも、こりゃありえんでしょ!

(↓)最初こそ笑顔の私でしたが…。

(↓)油っこい上に、食べれど食べれど標高が下がらないため、
だんだん必死の形相に…。

(↓)それでも根性で完食! でも、どことなく顔が引きつってます。。。

(↓)その後、胃がもたれてもたれて、だんだんつらくなってきました。
左は、健康的な注文をしてゆとりの佐賀クン。

※追記(2011/2/14)
イオンモール鈴鹿ベルシティ店のHPで、当日のライヴ&トークの様子をレポートしてくれました(→こちら)。

小倉&博多へのショート・ツアー

先日は、島村楽器さんの小倉リバーウォーク店(1/29)と福岡イムズ店(1/30)で、ライヴ&トーク開催のため、ショートな九州遠征に行ってきました。

小倉店は、以前はラフォーレ小倉の中に入っていて、そちらには過去に何度か伺ったことがあるのですが、1年前に移転した現在のお店には今回が初めての訪問でした。小倉店が入っているリバーウォーク北九州は、中が吹き抜けになった今風のお洒落な作りの建物で、ナウい若者で賑わっており、そんな中へギター3本を抱え、機材のスーツケースを引きずって入っていく姿は、周りから見ると結構異様だったでしょう。まあ、場所がどこであろうとそんな格好は異様でしかないですけどね。。。(笑)

ご来場の皆さん、応援&熱い質問の数々、どうもありがとうございました! スタッフの皆さん、大変お世話になりました。そういえば、担当の北田さんが私がプロレス・ファンであることに気を利かせて、ステージ後ろのポップの両脇に、プロレス写真を貼って盛り上げてくれました。

ステージ全体写真がこれ(↓)。

ポップの横の写真を拡大すると(↓)。

あちゃー、これはアントニオ猪木じゃないですか! あの〜、私は、ジャイアント馬場信者なんです。。。まあ、プロレス冬の時代といわれる現在、馬場か猪木かで相変わらずわーわー言ってる私の方が珍しいのかも知れませんね(笑)。

翌日は、福岡イムズ店で開催。このお店も、何度もお世話になったお店です。今の店長の高保さんは、もう10年以上も前、彼が入社したての新人時代に、長野の松本店でのギター・クリニックを担当してもらったことがありました。時を経ての再会でしたが、今や店長さんとして立派に出世されて感慨無量でした。それに比べて、私は相変わらず同じようなことやってるなあ。。。まあいいか(笑)。

この日は、遠くから駆け付けてくださった方もいて、超満員で熱気ムンムンの中、私自身も楽しくライヴ&トークを務めさせてもらいました。皆さん、どうもありがとう! スタッフの皆さんもお世話になりました。せっかくカメラを持って行ったのに、この日は撮るのを忘れました。残念。。。

終了後、東京へ戻るスケジュールでしたので、片付けた後、空港へ。諫早から駆け付けてくれた山本さんが空港まで付き合ってくれて、空港内の博多ラーメン屋で打ち上げ。ビール、焼酎、餃子、焼豚ポン酢、黒とんこつラーメン、そしてもちろん替え玉…短いながらも、楽しく美味しい時間でした。山本さん付き合ってくれてありがとう!

飛行機で羽田に着いてからも、幡ヶ谷の事務所までは電車の乗り換え2回の長い道のりです。おまけに荷物がいっぱいの移動ですから、事務所に着いた頃にはすっかり酔いも覚めてました。そのままおとなしく寝るのもなんなんで、ライヴ&トークに参加してくれたミエちゃんから差し入れてもらったイカ明太をつまみに、ビールと焼酎で、二次会ともいうべき“ひとり打ち上げ”に突入。イカ明太は、ちょっとだけつまむつもりが、あまりに美味しかったので「もう一口、もう一口…」と、結局、全部食べてしまいました。。。う〜ん、よく考えたら、魚卵系とビールって痛風に一番よくないかも。。。まあいいか(笑)。

写真&コメントのページ、アップしました!

デヴィッド・レイブマン初来日ツアーの「写真&コメント」のページをようやくアップしました。ツアーの日程ごとに、コメント付きで写真をいろいろアップしてあります。ライヴにご来場くださった方も、いらっしゃれなかった方も、是非ご覧ください(→こちらへ)。

ツアー中はたくさん写真を撮るので、そこからセレクトしてまとめるのは結構大変な作業です。スペースの関係もあるので、やむを得ず候補から外さざるを得ない写真もあります。でも、こうやってツアー写真をまとめておくと、ツアー中の様々な思い出がよみがえってきて、楽しい気分になりますねえ。これまでのツアー写真もたまに眺めると、なつかしいなあ。。。これからもまだまだたくさんの思い出を作っていきたいです!

レイブマン・ツアー、無事終了!

“クラシック・ラグタイム・ギターの伝説のパイオニア”デヴィッド・レイブマンを招いての「TABギタースクール創立20周年記念ライヴ・シリーズ」Vol.2、無事終了いたしました。各会場とも多くの方にご来場いただき、盛況に開催することができて、ギターを始めた頃からデヴィッドのアレンジに魅了されていた私としてもとても感慨無量な感じです。ご来場くださった皆さま、関係者の皆さまには心から感謝いたします。また、車の移動でお世話になったワンダートーンの坂本さん、末次さん、ゲスト出演してくれた浜田隆史クン(東京)、天満俊秀クン(大阪)、土師剛クン(名古屋)…皆さん、本当にありがとうございました。

ラグタイムは、元々は1900年代初頭にピアノで演奏されていた音楽でした。そのアプローチを参考にして、1920〜30年代のカントリー・ブルースマン達は、ブルースを独自なギター・サウンドに発展させました。一般的にそういったスタイルを“ラグタイム・ブルース”と呼びます。一方、カントリー・フィンガーピッキングの分野においても、“〜ラグ”というタイトルの曲が多数見受けられることからも分かるように、よりモダンな白人的なグルーヴが加味された様々なレパートリーがクリエイトされてきました。“ギャロッピング・ギター”という愛称でも語られることも多いのが、そのスタイルです。そのようにして、ラグタイム音楽の影響で、ギターで弾くラグが確立されていったのです。

そんな中、ピアノで弾かれたラグタイムを極力忠実にギターに置き換えられないものかという試みにいち早く着手したパイオニアがデヴィッド・レイブマンなのです。ちょっとややこしい話ですが、音楽としては“クラシック(古典的な)”ラグを取り上げていますが、アプローチとしては新しいので“コンテンポラリー(現代的な)”ラグタイム・ギターと呼ばれてきました。映画『スティング』でラグタイムがリバイバルする10年以上も前から、その作業に着手してきていて、コンテンポラリー・ラグタイム・ギターの歴史は、彼から始まったと言っても過言ではないのです。現在68才のレイブマン氏ですが、今回の初来日ツアーでは、幅広い新旧レパートリーをたくさん披露してくれ、感動的で心温まるライヴをしてくれました。

ニューヨークの大雪の関係で帰りの便がキャンセルになったりしたトラブルがありましたが、レイブマンさんご夫妻は、昨日無事帰国の途につきました。長いフライトですが、帰ったらゆっくり休んでもらいたいと思います。毎度のことですが、ツアーが終わったら私自身もバタバタと忙しくなってしまいました。でも、なんとか時間を見つけてツアーの写真ページやレポートなどをまとめたいと思います。近日中にアップしますので、どうぞお楽しみに!

いよいよ本日(1/10)最終日!

“ラグタイム・ギターのパイオニア”デヴィッド・レイブマンを招いてのTAB20周年記念ツアーVol.2、各地で大好評を博しています。過去に歴史的な名盤を残しながらも、あまりライヴ・シーンに登場することのなかったデヴィッド。今回がもちろん初来日ですが、68才とは思えない素晴らしい完成度のフィンガーピッキング・プレイを披露してくれています。クラシック・ピアノ・ラグさながらの緻密なアレンジとグルーヴ、さすがはコンテンポラリー・ラグタイム・ギターの巨匠です!(下の写真は、名古屋TOKUZOでのライヴより)

ツアーもいよいよ大詰で、本日(1/10)東京曙橋のバックインタウンで最終日を迎えます。前売りチケットの売れ行きも上々で“残席少々”が出ていますので、ご希望の方はお早めに会場にご連絡ください。この記念すべきライヴをどうかお見逃しなく!(ツアーの詳細はこちら

こりゃ反則だなあ(笑)

遂に、“伝説のラグタイム・ギターのパイオニア”デヴィッド・レイブマン氏が初来日を果たし、昨日はTABの事務所に寄ってくれました。その時の写真↓。
この前もこのブログで彼の功績を書きました。映像も紹介しましたが、とにかく楽器としての可能性が違うピアノの曲をギターに置き換えるのは、容易なことではありません! ラグタイム・ピアノで欠かせないカウンターポイント・ラインを、彼が指板で楽々弾いてしまうその秘密のひとつはこれ↓。
ひえー、この手の大きさ! 左の小さい手は私の手です…。手の大きさがこんなに違うのに、ギターのサイズは同じ…こりゃちょっと反則だなあ(笑)。左は奥さんのマーシャさん。とにかく、今日(1/6)から、下記のスケジュールでツアーが始まります。皆さん、応援よろしくお願いします!

デヴィッド・レイブマン Japan Tour 2011 with 打田十紀夫
1/6(木) 東京 Acoustic Live Bar “36°5”
1/8(土) 大阪 5th Street(ゲスト:天満俊秀)
1/9(日) 名古屋 TOKUZO
1/10(月祝)東京 BACK IN TOWN(ゲスト:浜田隆史)

ツアーの詳細はこちら

今年もよろしく!

2011年、明けましておめでとうございます。年甲斐もなく相変わらずハチャメチャやっている私ですが、皆さん、今年もどうかよろしくお付き合いください!

思い起こせば、昨年も色々ありました。ソロでのライヴ・ツアーでは、 昨年も全国各地いろんな街を回ることができました。ジョイント・ライヴ・ツアーでも、有田純弘さん、ダコタ・デイヴ・ハル、ダック・ベイカー、岡崎倫典さん、ミッシェル・オーモン…そうそうたる方々と一緒にやらせてもらいました。光栄なことです。ご来場くださった皆さん、応援してくださった皆さん、本当に ありがとうございました。ライヴやアフター・ライヴで皆さま方と分かち合った時間は、とても楽しく掛け替えのないひとときでしたよ。あ、そうそう、アメリカにも2週間ほど行きましたね。向こうでのステファン・グロスマン師匠と熱いライヴも一生の思い出です。

さて、今年がどんな1年になるのやら。今年は、TABギタースクールを設立してから20周年を迎える年でもあります。TAB旗揚げの頃(1991年)から見ると、随分世の中も変わりました。あの頃はメールやインターネットなどなかった時代ですからねえ。まあ新年早々あまり「あの頃は〜」の話はやめておきましょう。今年も“今を生きる”をモットーに進んでいきたいと思います。まずは、1/6から始まるデヴィッド・レイブマンとの巡業(詳細)に全力を注ぎたいと思います。それにしても、私がギターを始めたときから憧れのギタリストだったレイブマン氏を「20周年記念ライヴ・シリーズ」に招くなんて、20年前の自分が知ったら卒倒するだろうなあ

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