十紀夫語録

打田十紀夫オフィシャル・ブログ

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ボブ、安らかに。。。

BIT-liveボブ・ブロズマンさんの訃報に心からショックを受けています。つい先日まで一緒にツアーし、あんなパワフルなパフォーマンスを披露してくれたのに…。奥さんのヘイリーさんを同伴しての今回の来日では、とてもリラックスしていたボブ。ツアー各地で一緒に過ごした楽しい思い出、ライヴ千秋楽のBack In Townでの最後のセッション、空港でお見送りしたときのお別れの際の笑顔…いろんなことが頭を巡って、まだ気持ちの整理がつきません(写真は、4/20のBack In Townライヴ終了後に撮ってもらったもの)。

25日深夜寝ようとした頃に、海外の知人から「ボブさんが心臓発作で亡くなったとの情報は本当ですか?」といったメッセージが届きました。その前日に「無事自宅に戻りました」との連絡をヘイリーさんからいただいていただけに、「そんなあ。どうしてそんな情報が出たのかな」と思いましたが、何かの間違いと思いつつももう一度PCの電源を入れインターネットで調べました。最初は何も見当たらなかったのですが、しばらくするとボブの訃報に関する情報が出始めました。それでも信じられない気持ちで一杯でしたが、翌朝ヘイリーさんからも直接連絡をいただくことになったのでした。

私はギターを始めて間もない20代の頃からボブの素晴らしさに触れてきました。私が主宰するTABで、1998年以来これまで計5回にわたってボブを招聘してツアーを企画してきたのは、そんな彼の音楽を日本でも多くの方に紹介したいとの想いが原動力でした。どのツアーにおいてもボブは常に全力のステージを披露してくれ、多くの感動を伝えてくれました。“超絶”という言葉がぴったりの信じがたいほどの彼のギター・プレイですが、それは決してそのテクニックだけが前面に出るのではなく、聴く人の心に感動を伝えるための音楽的表現を第一にしたものに他なりませんでした。そして、エンターテイメント性を伴った彼のステージングは、聴く者がそんな彼の素晴らしい音楽に、より自然に入り込めるための彼独自のアイディアだったのです。また、そんな完成度の高いライヴを行うためのサウンド・チェック…、彼に身近に接することができたおかげで、私自身も本当に多くのことを学ぶことができました。

彼が亡くなったという事実は、時が経つにつれ、大きな悲しみとして私にのしかかってきます。あの感動のBack In Townライヴが、最後のライヴになってしまうとは誰が想像したことでしょう! 一緒に回った今回のツアーで、彼が充実した時間を過ごしてくれたことが私にとっては唯一の救いです。ボブ、長い間ありがとう! ハードで忙しい時間をずっと過ごしてきましたから、どうかゆっくりと休んでください。

ツアーの写真をTAB女将がFacebookにまとめましたので、ご覧になっていただければ幸いです(こちら)。

10 Responses to “ボブ、安らかに。。。”

  1. 4月 27th, 2013 at 6:44 AM

    上手浩一郎 says:

    僕がはじめてボブ・ブロズマンというミュージシャンを知ったのは、
    TABさんが販売されているストリングス&フレッツでした。
    それまで観たこともないユニークでパワフルなパフォーマンスに
    大きな衝撃を受けたことを覚えています。

    いつか一度は生で観てみたいと思ってはいましたが
    ついにそれが叶うことがなく本当に残念です。

    今回のツアーの写真も拝見しました。
    とても充実したものであったことが伝わってきます。

    僕が言える立場ではありませんが最後のツアーが、ライブが
    打田さんとのものでよかったと心から思います。

    ご冥福をお祈りいたします。

  2. 4月 27th, 2013 at 11:20 AM

    斎藤ヒロシ says:

    突然すぎます。
    今回こそは観に行こうと思っていましたが
    急用で行けず・・・残念です。
    ご冥福をお祈りいたします。

  3. 4月 27th, 2013 at 12:04 PM

    Prakash, Okinawa says:

    ボブ氏の突然の他界を受け入れるのにはまだまだ時間が掛かりそうです。打田師匠からボブ氏の出発日に電話があり、”次回は何時になるか未定だが必ず会いましょう”と誓いお互いの検討を祈りあったばかりやのに。4月23日には本人様から”Tシャツ有難う”とのメールも入っていました。翌日他界され、天国に旅立たれました。出発日にボブ氏と会話する機会を与えていただいて、心より打田師匠及び治子夫人に感謝したいです(俺の我が侭を聴いてくれて、忙しいのを分っていたのに)。昨夜泡盛を飲みながらボブ氏のコンサートビデオを見ていましたが、途中で胸が裂けるほど痛くなり見るのを止めました。本当に残念でなりません。2001年に沖縄で平安氏とコンサートをした時に1日ドラーバー兼案内役を務める機会を与えて頂きました。その思い出と大阪のバナナホールで開催されたアメリカンドリームコンサート(Uchida氏, Bob, Woody)の思い出は一生忘れません。ボブブロズマン氏がこの世に残した音楽、業績、&影響は偉大です。計り知れない程の物です。BOB氏、お疲れ様でした。そして安らかにお眠り下さい。脱帽&合掌。prakash, okinawa (4/27)

  4. 4月 27th, 2013 at 12:57 PM

    高橋 says:

     倫典さんのブログで知りました。バックインタウンは満席で行けませんでしたが、横浜の赤レンガは見ていました。あんなにパワフルな演奏をしていたのに、信じられません。ご冥福をお祈りいたします。打田さんも多忙とは思いますが、どうかお体を大切に。

  5. 4月 27th, 2013 at 3:15 PM

    Yoshimura toshihiko says:

    横浜赤レンガ倉庫のイベントでブロズマンさんの演奏を二週間前に拝見しました。数年前にモーリスのコンテストの本選で一度ステージを見た時の衝撃はいまだに忘れることができません。
    イベント最後にゲストの方が肩を組んで観衆に応えるシーンがとてもせつなく思い出されます。
    ブロズマンさん日本に招へいにご尽力頂いた関係者の皆様、たいへん有難うございました。きっときっとブロズマンさん本人も最後に日本でツアーが出来て本望だったと思います。
    出来ればこれはお願いですが、ボブブロズマンさんの追悼ライブを企画して頂けるとうれしいです。

  6. 4月 27th, 2013 at 6:03 PM

    高井宏勝 says:

    打田様、
    きっとショックを受けていらっしゃる事と思っておりました、今日、なぜか庭の垣根を伐採している最中にそのことが思い起こされて仕方ありませんでした。打田さんはボブさんの最後のバトンを受け取ってしまわれたんですね、悲しいですが、そのことが僕にとっては救いです。打田さんのご健康を心からお祈りしております。ボブさん、衝撃と感動、そして上を向いて生きようとする希望をありがとうございました。

  7. 4月 29th, 2013 at 10:16 PM

    廣江頼紀 says:

    今朝のBarakan Morning でボブの訃報を知りました。
    つい10日足らず前にライブ観たばかりの人ですよ。
    なんで逝っちゃうんですか?
    まだまだやりたいことがたくさんあったはずの方なのに。
    まだまだあのすさまじいギターを聴きたかったのに。
    冥福を祈る余裕もなく、ただただ動揺しています。

  8. 5月 7th, 2013 at 6:51 AM

    中村さとる says:

    ブロズマンさん
    哀悼の意を表し、お悔やみ申し上げます。

    急な話でかなり動揺しています。
    先日の大阪でのライブでは、いつも通りパワフルなステージを
    みせてくれました。ギターケースのサインは宝物です。
    ボブブロズマンは私の永遠のギターヒーローです。

  9. 5月 9th, 2013 at 12:11 AM

    Kazumi Yoshizawa says:

    打田さんのブログで初めて知りました。
    またひとり、素晴らしいギタリストが逝ってしまいましたね。
    TABコンサートの中では、写真と撮っていて1番楽しく興奮したアーティストでした。
    ボブ・ブロズマンさんのご冥福を心よりお祈りいたします。

  10. 5月 12th, 2013 at 1:17 PM

    星 晴雄 says:

    TABメールニュースで訃報を知り、本当に驚きました。4月20日の東京での公演にはぜひ行きたかったのですが、仕事の都合で断念したのが本当に悔やまれます。
    私はTABのおかげでボブ・ブロズマンという素晴らしいギタリストを知ることができて、感謝しています。ライブでも一度見ることができました。これが唯一のボブの演奏を見る体験となってしまいましたが、今となっては本当に貴重な思い出です。
    TABに感謝、そして、ボブさん、ご冥福をお祈りします。

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