十紀夫語録

打田十紀夫オフィシャル・ブログ

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Roots Music Festival in 宮崎!

8/4〜5の二日間にわたって宮崎で開催された「ルーツミュージック・フェスティバル」は、実に楽しいイベントでした。このフェスティバルは、“農業と音楽”をテーマにした活動をするために宮崎県の高鍋に移住した天満俊秀クンが主催した一大イベント。私が主宰するTABレーベルからCD「サウス・ウィンド」をリリースしている天満クンとは、もうかれこれ20年もの付き合いになります。彼は以前からルーツ・ミュージックと農業の関係に興味を持っていたのですが、4年前「農業をやるので宮崎に移住します!」と聞いたときは、さすがに「えー!?」とびっくりしました。しかし、コンサートと農村&音楽体験イベントを結びつけた今回のイベントの大成功を目の当たりにして、彼の確固たる信念と行動力に深く感服しました。そして、彼の企画したこのフェスティバルの成功に向けて、地元のたくさんの方々が協力してくださっていることも感動的でした。何より、コンサートにご来場くださった方々や翌日の体験イベントに参加された方々が、皆さん本当に楽しそうにされていたことが嬉しかったです。天満クン、大成功おめでとう!

8/4のコンサートは、ケルティック・ミュージックの天満俊秀クン&智恵子夫人の「謡楽舎」、カリプソをギター・ミュージックとして表現する土師剛クン、アイリッシュをはじめ幅広いレパートリーの前澤勝典クン&朱美夫人の「亀工房」、そして私、この4組が出演。みんなの共通点は流行りの音楽を追っているわけではなく、永く伝えられているルーツ・ミュージックをバックボーンに活動しているという点です。たくさんの方々にご来場いただき、とても盛り上がったコンサートになりました! コンサートの様子をはじめ、翌日の天満農園の収穫体験、陶房見学、楽器体験、バーベキューパーティーといったイベントなどの写真、さらにオフショットも何枚かご紹介しますので、どうか最後までご覧ください。(撮影:土師クン夫人のちはるちゃん、TAB女将、私の携帯)

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(→)交差点のガソリンスタンドのプロジェクターにドーンと「ルーツミュージック・フェスティバル」の告知が! 新聞にも紹介されていましたし、町をあげて盛り上がっているのが分かります。

(←)初日(8/4)のコンサートの会場は「木城町総合交流センター リバリス」の大ホール。とても素敵なホールです。まず司会進行役も兼ねた天満クンが登場。彼が訪問したアイルランドの写真や私が訪問したミシシッピーの写真を解説してムードを盛り上げました。

(→)ケルティック・ミュージックを得意とする天満夫妻の「謡楽舎」の演奏。フィドルを弾く奥さんの智恵子さんと天満クンのギター、二人の息はピッタリです!

(←)続いて、ギター・ミュージックとしてあまり取り上げられることのなかったカリプソという音楽をギターで表現している土師剛クンが登場。彼も天満クンと同様、私のプロデュースでTABレーベルからCD「セント・トーマス」を出しているギタリストです。学生の頃からよく私のライヴに来てくれていたんですが、彼はその当時から探究心旺盛でした。

(→)続いて登場、前澤夫妻の「亀工房」。前澤クンとの付き合いも長いです。私の20代半ばの時のライヴに来てくれて以来ですから、なんともう30年以上になりますね。若い頃からギター片手に海外を一人旅していた前澤クンですが、その一方でカメやヘビなど爬虫類を愛するネイチャー・ボーイ。以前、ヘビを持参してTABオフィスに現れた時は本当にびっくりしました(笑)。奥さんの朱美さんのハンマーダルシマーの美しいサウンドもとても印象的でした。

(←)休憩をはさんで私のステージ。モーリスSC-123Uとナショナル・リゾネーターStyle-Nを使って、ブルース&ラグをはじめとするフィンガーピッキングからボトルネック奏法まで披露しました。

(→)私のステージの途中、天満クンとのギター・デュエットを2曲ほど演奏。

(←)アンコールでは、出演者全員でのセッション。付き合いの長い皆さんと、宮崎の地でこのような立派なホールでステージを共にできて感無量でした。声援を送ってくださった皆さん、どうもありがとうございました! とても楽しい時間でした。

(→)フェスティバルの二日目(8/5)は、高鍋の各所にてイベントが盛りだくさん。この写真は「天満農園」の収穫体験の様子。ちびっ子の収穫を天満クンが手助けしています。

(←)収穫した天満農園のナスやキュウリを手に、皆さん大満足!

(→)近くにある「唐木戸陶苑」では、陶器市が開催されました。素敵な器がたくさん展示されていました。

(←)「唐木戸陶苑」では、地産の野菜の直売コーナーやその加工品も販売されていました。中でも、ながとも農家の「キャベツのディップソース」は絶品! 焼いたお肉などにつけても美味しいですが、そのまま舐めても酒の肴になります(笑)。

(→)天満夫妻は彼らのユニット名と同じ名前の民宿「謡楽舎」も運営していて、私のギター・ワークショップはそちらで開催されました。なんとコーヒーと智恵子夫人の手作りケーキ付きです! 宮崎市内でのライヴでいつもお世話になっている古くからの友人ギタリスト、道本晋一さんも参加してくれました!

(←)ギター・ワークショップは参加者と非常に近いので、得意のお客さんいじりも絶好調(笑)。

(→)同じく「謡楽舎」では、民族楽器体験も開催されました。写真は、天満夫妻が三味線と胡弓を披露しているところ。

(←)亀工房の朱美夫人のハンマーダルシマーは大人気。あの美しい音色…やはり叩いてみたくなりますよね。

(→)夕方からは、「謡楽舎」の庭でバーベキューパーティー! たくさんの皆さんが参加されました。地元の新鮮なお肉各種、採れたて野菜、やきそばが食べ放題、食いしん坊の私は血が騒ぎました(笑)。

(←)ご覧のように土師クンもノリノリ。TABからのCD「セント・トーマス」ご購入、ありがとうございます!

(→)特設ステージでは飛び入り演奏が披露されました。写真は三線の税田さんのステージ。天満クンがギターでサポートしています。

(←)見てください、参加した皆さんのこのノリノリ状態!

(→)私もノリノリ(笑)。達人の焼いてくれた肉をめがけて突進した勢いでイエ〜イ。宮崎地鶏、せせり、猪肉、最高でした!

(←)8/7の昼に前澤一家が次の巡業先の長崎を目指して出発するということで、ロング・ドライブの彼らのために智恵子夫人が宮崎名物の冷汁を作ってくれました。ちゃっかり私も参戦して、一番たくさん食べました(笑)。

(→)フェスティバルの後、しばらく天満宅に滞在させてもらって高鍋観光を楽しみました。高鍋はキャベツでも有名なのですが、夏の間はその畑でひまわりを栽培しているんです。なんと1,100万本が植えられているという日本最大のひまわり畑なんですよ!

(←)印象深い石像が立ち並ぶ高鍋大師。以前も天満クンに一度連れてきてもらったことがありますが、何度来ても壮観です! 謡楽舎に1週間ほど滞在して、美味しいものをたくさんいただいたし、観光もしたし、地元のたくさんの方々にもお会いできたし、天満クン、本当にお世話になりました!

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