十紀夫語録

打田十紀夫オフィシャル・ブログ

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『打田十紀夫 カントリー・ブルース・ギター・バイブル』第4刷 重版出来!

1993年の発売以来、長年に渡り改定&増刷を繰り返したロングセラーの「カントリー・ブルース・ギター (CD付き)」(リットーミュージック)。2017年にはDVD「すぐ弾けるカントリー・ブルース・ギター」もセットになり、加筆&バリエーション・パートを追加した『打田十紀夫 カントリー・ブルース・ギター・バイブル』としてリニューアルされ、そちらはお陰さまでこの夏第4刷となりました。私の初期のキャリアで出した作品が、1993年から31年に渡っていまだに商品として流通していることに心から感謝です!

<初版情報>
リアル・アコースティック・ギター/カントリー・ブルース(1993年)
すぐ弾けるカントリー・ブルース・ギター (VHS版)(1993年)

カントリー・ブルース…直訳すると“田舎のブルース”で、“アーバン・ブルース (都会のブルース)”と対照的に表されます。シカゴ・ブルース以前、1920年代からアメリカの南部で発祥し、各地の個性豊かな黒人ミュージシャン達によって演奏されてきたソウルフルなブルース・ミュージック、そこで奏でられたギター・スタイルにスポットを当てたのが本書です。

この分野は、伝承や録音で残されたものを検証して、後世の音楽家が聴いて採譜しました。そのオーソリティーはご存じ、ステファン・グロスマンです。他にも探求に取り組んだギタリストはいますが、皆それぞれがノイズだらけの聞き取り難い古い音源を、耳で聴いて採譜していますので、時に見解が違ってきます。

私の著書は先駆者の知恵を引き継ぎながらも、自身の耳で確かめて私の見解で採譜したものです。CD音源は1993年、当時34歳の私です。痛風でもなく、高血圧でもなく、脳出血もしてない時代で、元気一杯にプレイしています。今は、玉手箱を開けてしまったような気分ですが、引き続きよろしくお願いいたします!

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(→)初版から今のバージョンまでを並べて記念写真

(←)1993年の初版は、CDが本の中ではなく、別の装丁になっていて、それらが厚紙の箱に入っているという“箱入りゴージャス・バージョン”でした! 私の演奏音源として、最も最初に世に出たCDなんです。

(→)1993年にVHS版で発売になった「すぐ弾けるカントリー・ブルース・ギター」。こちらも打田の映像作品としては一番最初に世に出た商品です。パッケージの英語のスペルで、「Beginners」が「Bignners」となっていることを発売になってから、ステファン・グロスマンに指摘されました (笑)。

(←)初版 (1993年) の時のプロフィール写真。笑っちゃいますね! 今から31年も前、35歳でした。今では立派な前期高齢者! 介護保険証も持ってます。時の流れは残酷です…(笑)。

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