土師剛/セント・トーマス 〜カリプソ・フィンガースタイル・ギター〜!
フィンガースタイル・ギタリスト土師剛クン(はじ ごう、岡山県在住:30歳)のCD「セント・トーマス 〜カリプソ・フィンガースタイル・ギター〜」が、私のプロディースにより、いよいよTABからリリースされることになりました。土師クンは、昔から私のライヴやギター・クリニックによく来てくれていましたが、ある時から、“カリプソ”という音楽にはまりました。カリプソはカリブ海の島々、特にトリニダード・トバゴを中心に発展した2/4拍子の陽気な音楽で、アメリカ南部のブルースと同じように、元々は労働歌から発展した大衆音楽です。イギリスの植民地だった時代から、黒人系の色んな人種の人たちの様々な文化が融合することで、音楽的にも独自の進化を遂げたのでしょう。何が土師クンをカリプソに熱中させたのか…きっと感性がぴったり合ったのでしょう。彼の前世は、トリニダードのバナナ農園で働いていたかも知れません(笑)。
彼は定期的に、アコースティック・ギターのフィンガースタイルにアレンジしたカリプソの曲、あるいはカリプソ・テイストのオリジナル曲を私に披露してくれたのですが、聴くたびにクオリティを上げていて驚かせてくれたものです。彼にはウッディ・マン、ボブ・ブロズマン、ステファン・グロスマンらとのツアーでオープニング・アクトをやってもらったりしましたが、彼らもみな土師クンの個性溢れる音楽を賞賛してくれました。努力家で謙虚な彼ですが、その情熱はただならぬもので、世界三大カーニバルのひとつ「トリニダード・カーニバル」を肌で感じるために、本場トリニダード・トバゴにも出向いたほどです。
カリプソだけでなく、ブルースにしろ、ケルティックにしろ、奥深く歴史のあるルーツ・ミュージックの肩書きを背負ってやっていくということは、並大抵のことではありません。私は常々「アイドルを目指すわけではないのだから、急ぐことはない。本物の実力が身に付いたときには力になるよ」と言ってきましたが、いよいよその時が来たと確信しプロデュースの運びとなりました。CDの収録曲や詳細はこちらでご確認下さい。45秒のサンプル音源も5曲ほど聴けます。今週末から始まる下記の私のソロツアーでも、総社と神戸で彼のプレイを見ることができますよ。真面目なヤツでまだまだこれからも伸びるでしょう。皆さんも応援してやっていただければ嬉しいです!
打田十紀夫 ~春のソロライヴ・ツアー2015~
●2/28 (土) 周南・Live House Gumbo
●3/1 (日) 福山・福山ロックセンター
●3/3 (火) 松江・松江AZTiC canova
●3/4 (水) 鳥取・Bar Matchbox
●3/7 (土) 総社・スタジオ・ザ・ブーン(w/土師剛)
●3/8 (日) 神戸・アップルギターズ(ゲスト:土師剛)
ツアーの詳細はこちらで。
This entry was posted on 月曜日, 2月 23rd, 2015 at 4:40 PM and is filed under ツアー&ライヴ関係, 作品・商品・道具のご紹介. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can skip to the end and leave a response. Pinging is currently not allowed.
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