十紀夫語録

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いよいよダック・ベイカー来日ツアー!

いよいよ今週からダック・ベイカーの来日ツアー(6/17〜20)が始まります。海外のギタリストを招いてのTAB主催ツアーは、1998年から取り組んでいますが、その第1回目の記念すべきギタリストがダック・ベイカーでした。今回は、6年ぶり7度目の来日です。

1970年代にステファン・グロスマンがプロデュースしていたキッキング・ミュール・レコードの看板アーティストとして歴史的な名盤をリリースしていたダックは、若き日の私を虜にしたギタリストのひとりでした。ベース・ラインをキープしながら独自のインプロヴィゼイションを取り入れる彼のフィンガースタイル・ジャズは、スウィングから、バップ、モダン・ジャズ、アフリカン・ジャズ、フリー・ジャズに至るまで膨大なレパートリーを誇り、そのサウンドは一人で弾いているとは思えないほどのグルーヴを感じさせてくれます。また、フィドル、バグパイプ、アイリッシュ・ハープの音楽をギターにアダプトするケルティック・フィンガースタイル・ギターの分野にも早くから取り組み、数多くの素晴らしいアレンジを残しています。まさに、フィンガーピッキング・ワールドの偉大なる先駆者といえましょう。

昔からのファンの方はもちろん、若い世代の方々にも、この機会に是非聴いていただきたいと思います。ツアーの詳細はこちらでどうぞ。私も全会場に同行し出演します。大阪には天満俊秀クン、最終日は有田純弘さんがゲスト出演してくれます。盛り上がること間違いなしですよ。では、会場でお会いしましょう!(左の写真は、2001年に開催のTAB10周年ライヴより)

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