感慨無量でした! 関西〜中国地方ツアー
病後初のロングな巡業、“春の関西〜中国地方ツアー”から無事戻りました。西宮「Uncle Jam」、倉敷「Guitar Trailer」、松江「AZTic Canova」、広島「LIVE Cafe Jive」、大阪「新☆樂山」と、いつもお世話になっている会場でのライヴ開催でした。ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました! 新刊「フィンガースタイル・ギター・メソッド」もたくさん買っていただき、心から感謝です。各会場のオーナー様、スタッフの皆さんにも今回も大変良くしていただきました!
人間誰しも平等に歳をとっていきます。これだけは、どうしても避けられないことです。まして病気などしたら無理も効かなくなります。今回のツアーを終えて感じるのは、昔に比べて疲れやすくなったかなあということ。薬を継続的に飲んでいることも関係しているかもしれませんが…。昔はオフなしで2週間くらいのツアーが全く平気でした。しかも毎晩“飲んで食べて”を派手にやっていても、ずっと元気だったんです(笑)。ま、もう“前期高齢者”なので当然ですかね。いずれにしても、今後も全国各地を巡業し続けるには、やはり体調管理が重要だと感じました。
撮っていただいた写真、自分で撮った写真などから、いつものように巡業中の写真を何枚かセレクトして、コメントと共にアップしました。ご覧くだされば幸いです。
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(→)お馴染みのこの姿で東小金井駅を出発。前からと後ろからをご紹介(笑)。今回よりスーツケースが新しくなりました。以前よりやや大きくなったのですが、少し軽くなったんです。何よりキャスターがスムーズになって快適です。それにしても、昔はギター4本でこれをやってたんですよね…。
(←)初日は、西宮「Uncle Jam」でライヴ。浅野ご夫妻にはいつもお世話になっております。Sold Outの熱気の中、とても気持ちよく初日のステージを飾ることができました! 写真は、ナショナル・ギターによる恒例のお客様照らし。ボディを磨けばもっとテカるのですが、ビンテージの貫禄がなくなるので錆びたままにしています(笑)。
(→)「新刊『打田十紀夫 フィンガースタイル・ギター・メソッド』をライヴでご購入いただいた方には、この特製クリアファイルをプレゼントします〜」と営業中(笑)。たくさんの皆さんに買っていただき、本当にありがとうございました!(ツアーが終わってから残を確認したところ、なんと2名に渡し忘れたことが判明(汗)。「買ったのにもらわなかった」という方がいらしたら、連絡ください!)
(←)ツアー2日目は、倉敷「Guitar Trailer」でのインストア・ライヴ。たくさんの素敵なギターに囲まれて演奏するのは、とても気持ちいいものです。ご来場の皆さん、本当にありがとうございました!
(→)最後は、店主でいてマルチ・プレイヤーのスコットさんとのセッションで締めました。今回はフラット・マンドリンをプレイしてくれました。実はスコットさんのお母様が亡くなられ、この前日にアメリカのご実家から日本に戻られたところでした。大変な中、本当にお世話になりました。
(←)終演後Kさんと「ふくろう」で食べた油そば。“油そば”は私が住む東京都武蔵野地区が発祥と言われていますが、今や全国的に認知されるようになりました。東京ではいつも近所の老舗「宝華」で食べているのですが、地方でも見かけるとついつい頼んでしまいます。油そばはスープがないので、私の場合“飲む・飲まない”の葛藤がなくて安心。さらにトッピングで栄養バランスも完璧にできます。今回も、ニラ、ネギ、海苔、チャーシューなどを色々トッピング!
(→)倉敷の後は福山に行く予定でしたが、いつもお世話になっている「バーカブロ」宮崎マスターのやむを得ない事情により残念ながら中止に。宮崎さん、次回お会いできる日を楽しみにしています! それで、次の松江までの間、しばらく倉敷の姉の家に居候することになりました。オフだからと以前のように暴飲暴食の暴走はせず、薬と血圧測定とウォーキングで、バッチリ体調管理しました。写真は、運動量計を手に倉敷美観地区をウォーキング中の私 (笑)。
(←)倉敷での居候のあと、山陰は松江へ。実は松江はラーメンのメッカで、美味しいお店がたくさんあるのです。これまでも松江に伺うと、3〜4店ほどラーメン店を巡ったものですが、さすがに今回は病後なので控え目に(笑)。写真は、駅ビルの中にある「為セバ成ル。カケル」で食べた「牛肉そばつけ麺」と餃子。つけ麺を食べる際は、昔はどっぷりつけ汁に麺を浸して食べたものです(つけ汁も完飲)が、高血圧で大変な目に遭った私は、つけ汁をつけ過ぎないように上手く塩分をコントロールしていただきました。
(→)松江は毎年お世話になっている「AZTic Canova」でライヴ開催。音響も素晴らしい素敵なライヴハウスです。いつも来てくださる皆さんに本当に感謝です。商品もたくさん売れて嬉しかったです!
(←)PAも担当してくれたオーナーの東井さんのツイッターから拝借した写真。左が東井さん、右はブッキング・マネージャーの三瓶さん。また来年もどうぞよろしくお願いします。
(→)終演後、東井さんに「善ちゃんラーメン」の「まぜそば」をご馳走になりました。昨年も食べたのですが、期待値以上に美味しかった記憶があって、今回もまた注文しました。「まぜそば」も油そば同様、「スープを飲む・飲まない」の迷いがなく安心なんです。東井さんが追い飯しても、私はグッと我慢…。病気が人間を成長させました(でも、カレーパウダーを投入しての追い飯が最高だったとのことで、来年は追い飯します! 笑)。
(←)いよいよこの巡業も終盤戦、まずは昨年に続いて広島「LIVE Cafe Jive」でライヴ。その昔、海外からギタリストを招聘してライヴツアーを企画していた時にも何度もお世話になった素敵な会場です。地元の方に加え、遠方からいらした方も多く、とても楽しい時間でした! 皆さんに感謝! 体調がすぐれないのに来てくれたヨシさん、そしてポーリーンさん、久しぶりにお会いできて嬉しかったです!
(→)終演後、最後まで残ってくれた方々とお好み焼き「文ちゃん」へ! 写真は最後の記念撮影。この中で広島の人は二人だけで、あとは東京、横浜、山口県。皆さん、美味しい鉄板焼き、お好み焼きで広島を存分に満喫しました! なお、この日からTAB女将おハルが助っ人参戦。
(←)巡業を締め括るライヴは大阪。12月の“あの日”以来の「新☆樂山」ライヴですが、あえてこの巡業の最終日に持ってきました。その節は大変ご心配をおかけしましたが、今回“復活”を皆さんにお見せできて、私自身本当に嬉しかったです! 年末年始の色んなこと思い出されて、感慨無量でした。皆さんご来場、本当にありがとうございました! なんと三重県紀宝町でライヴでお世話になっている「フォークス」の浜さんもご来場くださり感激でした。ナオミママさんにも大変お世話になりました!
体調管理に気を配りながら今後も全国巡業を続けますので、これからもどうか応援お願いします!
まもなく春の巡業(関西〜中国地方)
このところ、以前のような暴飲暴食などやりたい放題だった生活態度をすっかり改め、毎日のウォーキングも継続しています。そのおかげで(薬のおかげもありますが)、血圧も安定して体調も良くなりました。右写真は、Iさんが貸してくれたウォーキングに関する素敵な本とミズノ活動量計。著者の青柳氏が提唱している「1日8000歩&中強度20分」を毎日クリアしています!(笑)
さて、まもなく春の巡業です。以下のスケジュールで、関西〜中国地方を回ります。病後初のロングな巡業ですが、ご来場の皆様に楽しんでいただけるように準備万端で伺います! 各会場で皆様にお会いできることを、心から楽しみにしています! ご来場お待ちしています!(詳細 → こちら)
《打田十紀夫 関西〜中国地方ツアー2024》
●4/20 (土) 西宮・Uncle Jam
●4/21 (日) 倉敷・Guitar Trailer
●4/25 (木) 松江・Canova
●4/27 (土) 広島・Jive
●4/28 (日) 大阪・新☆樂山
※ 4/23に予定しておりました福山ライヴは、会場のやむを得ない事情で中止となりました。
各ライヴ会場では、新刊『打田十紀夫 フィンガースタイル・ギター・メソッド』の販売もいたします。ご購入の方には、発売記念特典「特製クリアファイル」を進呈いたしますので、この機会にぜひどうぞ!
Back In Town “復活”ライヴ!
今年初の曙橋「バック・イン・タウン」ライヴ、大盛況に無事終了しました! 脳出血からの“復活”ライヴ、そして新刊「フィンガースタイル・ギター・メソッド」発売記念でもありました。ありがたいことに、前売りチケットは完売! たくさんの皆さんにご来場いただき、たくさんの声援をいただいたおかげで、以前のようにまたライヴ活動を続けていく自信になりました。遠方からご来場くださったお客様もいらして、本当に嬉しかったです。心から感謝です!
この日は、実力派若手ギタリストのgohクンと小松ひかるクンがゲストで出演してくれて、素晴らしい演奏を披露してくれました。オープン以来、長年お世話になっている「バック・イン・タウン」のスタッフの皆さんにも、大変お世話になりました。当日の写真を何枚かセレクトしてコメントと共にアップしました。ご覧くだされば幸いです。(撮影:Romiko-chan、TAB女将おハル)
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(→)脳出血から3ヶ月。なぜか右手が動かなくなった12月のあの日のライヴ、脳神経外科で左脳出血の画像を見た衝撃の瞬間、ギターが思うように弾けなくて悩んだ日々、それでも諦めずにリハビリした日々、新しい感覚で右手が動き始めた瞬間…様々なことが思い出されながらも、今年最初のバックインタウンのステージに立てた喜びを噛み締めながらライヴはスタート。
(←)今回のライヴは、若手の素晴らしいギタリストが二人、ゲストで出演してくれました。まず一人目は小松ひかるクン。2017年の高知県須崎でのライヴで、オープニングを務めてくれたのが最初の出会いでした。ギター音楽に対する熱い情熱と、ギター・テクニックの深い探究心でメキメキ頭角を表してきた若手ギタリストです。写真は彼のソロ。
(→)小松ひかるクンとのギター・デュオの様子。私のオリジナル「Salamander Walk」のデュオ・バージョンを二人で弾きました。彼はあの“変態”サウンドの曲に、見事に“変態”サウンドのアドリブを重ねてくれました!(笑)
(←)最後列から撮ったバックインタウンの様子。前売り完売で今回も熱気ムンムンでした。この日は、全日本プロレスの渕正信さんもご来場くださいました。もちろん渕さんに捧げたプロレス曲も弾きましたよ (笑)。それから、私のLINEスタンプやハンドタオルのイラストで、お馴染みの雨あまやどりさんも長崎からご夫婦で駆けつけてくれました。皆さん、本当にありがとうございます!!
(→)もう一人のゲスト、gohクン。2011年の釧路ライヴを観に来てくれた若々しい彼に会った時のことをはっきり覚えてますが、今では群馬を拠点に立派なギタリストとして活動しています。私が群馬へツアーするときに、ゲストで演奏してくれる彼ですが、着実に成長している姿を見るのはとても嬉しいです。
(←)gohクンとの「Pig Meat Strut」ブルース・セッション。もともとビッグ・ビル・ブルーンジーとフランク・ブラスウェルのデュオで弾かれた曲で、私もステファン・グロスマンともデュオでレコーディングしています。gohクンとのセッションもノリノリでとてもエキサイティングでした!
(→)実はこの日の開場前にアクシデントがありました。私ともあろうものが、なんと自分のMorris SC-123Uを倒してしまったんです! ギター・スタンドへの立てかけたつもりが、ひゅ〜とスタンドもろとも“ひとりバックドロップ”状態で後ろへバターン! 「無事であれ!」と祈る気持ちも虚しく、3弦のペグが壊れちゃいました…。まもなく開場で修理する時間もないため、ライヴでは…(次の写真へ続く)
(←)(前の写真より続き)…ステージ上でペンチを用いてチューニングするという前代未聞の行為を! これがその証拠写真です。生きているとホント色んなハプニングやアクシデントが起きますねえ (笑)。まあ、脳出血よりは遥かにマシなアクシデントですけどね。このSC-123Uは来週「赤レンガ倉庫ホール」で開催される「FingerPicking Day」でも使うので、このライヴ翌日修理してもらうためモリダイラ楽器へ入院しました。
(→)アンコールの最後で、gohクン、小松クンを呼び込んで3人でのセッション。この場面は、小松クンが得意の人工ハーモニックスでアドリブしているところですね。私自身もとても楽しいライヴでした。ご来場の皆様、会場のスタッフの皆さん、二人の素晴らしい後輩ギタリスト…皆さんのおかげで、バックインタウンでの“復活”ライヴを無事乗り切れて、本当にホッとしています。今後ともどうかよろしくお願いします!
(←)今月発売になった新刊「打田十紀夫 フィンガースタイル・ギター・メソッド」も、このライヴでたくさんの方にご購入いただきました。感謝です! 写真の右側は、ライヴで買っていただいた方への特典、特製クリアファイルです。今後のライヴやTABネットショップの通販でお申し込みいただいた方にも当面お付けしますので、どうぞよろしくお願いします!
新刊「打田十紀夫 フィンガースタイル・ギター・メソッド」PV
いよいよ今週3/13に、新刊『打田十紀夫 フィンガースタイル・ギター・メソッド』が発売になります。日々の練習に最適なショート・エクササイズ 76譜例と、実力強化に最適な実践曲 26曲を通して、フィンガースタイル・ギターのテクニックとアイディアを幅広く学べる一冊です。(※2014年に出版された「39歳からの本格アコースティック・ギター」のリニューアル版ですが、最終項には、YouTube動画対応の18ページの楽譜を加え、装いも新たに再登場です!)
ブルース、ラグタイム、カントリー、ジャズ、ケルティック、ニューエイジ、オールドタイム、フォーク、童歌…様々なサウンドが満載! 途中のコラムも興味深いものばかりで、フィンガースタイル・ギターを学びたい方、ギターをより深く探求したい方にぜひトライしていただきたい一冊です!
CDに呪録された練習曲から何曲かをセレクトして、イメージ画像を組み合わせて編集したプロモーション動画をTAB女将おハルが作ってくれたので、公開しましたので、ぜひご覧ください!
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『打田十紀夫 フィンガースタイル・ギター・メソッド』 2024/3/13 発売
《リットーミュージック・刊、 16oページ、CD (98トラック)付き、2,750円 (税込み) 》
ご注文をお待ちしております!
●リットーミュージック → こちら
● TABネットショップ → こちら
● Amazon → こちら
※TABネットショップでご注文された方には、長崎のイラストレーター雨あまやどりさんのイラストをデザインした、発売記念「特製クリアファイル」を進呈します。ぜひこの機会にお申込みください。ライヴ会場でご購入の方にも、進呈いたします!(→)
脳の不思議
体調が良くなって色々と前向きに考えられるようになった今、今回の病気のことについて書いてみたいと思います。
昨年末、脳神経外科に駆け込んだ際に測った血圧が230-145もあって驚きましたが、MRIで撮った脳出血の画像は本当にショッキングで愕然としました。その衝撃のおかげで、医者嫌い・薬嫌いだった私がお医者さんのいうことを真面目に聞くようになりました。日常的にやっていた暴飲暴食、昼夜逆転など、やりたい放題の生活習慣も改め、毎日1時間のウォーキングするなど、生活態度も一変! 私じゃないみたいですが (笑)。薬も効いて血圧は正常値になり、体重も5キロ近く落ち、身体が軽くなりました。またドロップキックができそうです (やりませんが・笑)。毎日体重と血圧を測るのが楽しみです!
ところで、MRIを撮って分かったのですが、今回の脳出血が実は3回目だったということ。過去2回の痕跡があるというのです! 1回目が右脳、2回目は左脳でした…。頭の中がそんなに出血大サービスだったとは (笑)。笑い事ではありませんね…。
1回目は、多分10年くらい前、サウナに長時間入った時だと思います。Mっ気がある私は、“何分我慢できるかな”とかなり長時間入ったんですが、その夜からすごい頭痛が続きました。ツアーの初日のことで、その時はプレイには影響は出ませんでしたが、頭痛を紛らわすために毎日ライヴ終了後はラーメン&お酒を飲みまくっていました。致命的な出血ではなかったのでしょうが、今思うと危なかったですね…。ツアーが終わって東京に戻って病院に行ったら、180-135という高血圧で降圧剤を処方されました。降圧剤はしばらくは飲みましたが、血圧も下がって落ち着いたので、私の個人判断で勝手に薬を飲むのをやめちゃったんです。そのことが、今回の異常な高血圧&脳出血につながるんですが…。そのとき脳出血が判明してたら、その時点に品行方正になってたかもしれませんね (笑)。
2回目は、きっと3年くらい前で、なぜか右手の人差指と中指を組み合わせたピッキングが弾きにくくなってしまったんです..。左脳の今回の個所と近い所だったので、今回同様右手に影響が出たんでしょう。原因は何なのか、コロナ禍でのストレス?、あるいは例によって得意の暴飲暴食だったのか…? 頭痛などの症状もなかったので、病院にも行かなかったんです。指以外なんともないので、まさか脳出血だなんて考えも及びませんでした。人差指&中指が使いにくいならと、レパートリーの全てを、中指&薬指に換えて必死に練習をして乗り切っていたんです。指が動きにくくなったのは老化なのだろうと勝手に思ってましたが、この頃には多分慢性的な高血圧だったんでしょうね。
そして、脳出血が判明した昨年暮れの今回の3回目の出血で、今度は中指と薬指の組合せも全くダメになってしまって、もう完全に私のフィンガーピッキングの道は閉ざされてしまったんです。医者は「死んだ脳細胞は再生しません」と、無慈悲に言うし (苦笑) かなり落ち込みました。でも、この年末年始は忘年会・新年会なども全てキャンセルして時間ができたので、初心者の頃に戻った気分でギターに再挑戦! 毎日何時間もゆっくり弾く練習をしました。すると、不思議なことに、弾きにくかったはずの人差指と中指の組み合わせが、なぜか動きやすくなったんです! 人差指と中指は元々使っていた指なので使うイメージはあるし。ホント暗闇から抜け出たように、目の前が急に明るくなったような感じでした! 医者の言う「死んだ脳細胞は再生しない」が真実だとすると、脳の別の個所が活性化したのではないかと、今そう思っているんです。実は人間の脳は、使ってない部分がたくさんあるらしいです。何事も諦めたらいけないんだなあとつくづく感じています。
実は、年末年始にやった復活への練習は、自分の教則本「39歳からの本格アコースティック・ギター」を用いたのです。各ショート・エクササイズを超ゆっくりのテンポで確実に弾くといった練習を繰り返したんです。自分の書いた教則本で練習する日が来るとは、人生何が起こるか分からないですね (笑)。来月には【フィンガースタイル・ギター・メソッド】というタイトルでリニューアル版が出ますので、脳の別の個所を活性化したい方は是非トライしてください! あ、それには脳出血が必要かな (笑)。ま、それは冗談として、自分も助けられたこの教則本は、フィンガーピッキングを探求したい方には本当にオススメですよ。
最後に、今後も長く活動できるように、日々体調管理には今後も気を配っていきたいと思っています。実は、MRIを撮った際には小さい脳動脈瘤も見つかっていて、もう絶対高血圧に戻ることはできないんです! こんな私ですが、今後も末長くどうぞよろしくお願いします! 皆さんも、高血圧には本当に気をつけてくださいね!
今年も巡業することにしました!
昨年12月の脳出血では多くの方々にご心配をおかけしましたが、薬と生活習慣の改善で今では安定した血圧になり、体調もかなり良くなりました。血圧に関する有益な情報を、皆さんも色々教えてくれて、本当に感謝です。また、禁酒にもすっかり慣れました (右写真は、宮崎のNさんが送ってくれたノンアル「龍馬1865」を手にご満悦の私)。体調の回復とともに、コントロールできなかった指も動くようになってきて、ギターを弾くのも楽しいです。
それで! 地方巡業に関して当初全く白紙にしていたんですが、やはり今年も巡業することにしました。まずは4月後半に、以下のスケジュールで「関西〜中国地方ツアー」を開催します。急な申し出にも関わらず、引き受けてくださって各会場のマネージャーさんには感謝です。ライヴの詳細は近日発表しますが、お近くの皆さんは私の復活ツアーをぜひ見に来てください!
●4/20 (土) 西宮・Live & Bar Uncle Jam
●4/21 (日) 倉敷・Guitar Trailer
●4/23 (火) 福山・バー・カブロ
●4/25 (木) 松江・Canova
●4/27 (土) 広島・LIVE Cafe Jive
●4/28 (日) 大阪・新☆樂山
それから、もうひとつのニュース! 来月 (3/13) に私の新しい教則本「打田十紀夫 フィンガースタイル・ギター・メソッド」が発売になります。この本は、2014年に出版された「39歳からの本格アコースティック・ギター」のリニューアル版ですが、最終項として16ページの楽譜を加え(計160ページ)、表紙に私がドーンと登場し、装いも新たに再登場です。かねてから、出版社が付けてくれた“39歳〜”というタイトルに対して、「年齢に関係なく、老若男女多くの人に楽しんでもらいたいなあ」と思っていましたので、今回のリニューアルは個人的に大変嬉しいです。
上記のツアーはもちろん、3/20(水祝)の曙橋「Back In Town」ライヴでも販売しますので、どうぞよろしくお願いします! amazonでは予約受付が始まっているようです(こちら)。TABネットショップでも近日お取り扱い開始します。どうぞよろしくお願いします!
病後初の遠征から戻りました
投稿が遅くなりましたが、病後初遠征となった九州ツーデイズ、無事終了しました。初日が「島村楽器久留米ゆめタウン店」のスタジオでのライヴ&トーク、そして翌日は「島村楽器イオンモール筑紫野店イベントホール」で開催された「Morris FingerPicking Day 2024 九州予選大会」での審査とゲスト演奏…2日間という短期の遠征ではありましたが、先日の「東日本予選大会」でのゲスト演奏に続いて無事ステージを務めることができて、正直ほっとしています。しかも、今回の遠征はギター3本を携えての病後初の遠出で、今後以前のように大荷物を抱えて巡業ができるかどうかの第一歩でもありましたので、本当に嬉しいです。
昨年末の脳出血後、一時は絶望的な気持ちになっていたのですが、懸命のリハビリのおかげでまたギターが弾けるようになり、まだまだ頑張る気になってきました。そもそも何に関しても諦めの悪い私ですが、今回ばかりは諦めずにリハビリ(練習)し続けて本当に良かったです。体調はまだ完璧には本調子ではありませんが、“完全復活”に向けて一歩一歩進んでいきたいと思います。
ご来場の皆様、応援してくださった皆様、そしてサポートしてくれたモリダイラ楽器、島村楽器のスタッフの皆さんに心から感謝です。写真はいつもより少ないですが、コメントと共に何点かご紹介しますので、ご覧ください。
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(←)東小金井駅から羽田空港へ出発。ギター3本とスーツケース…この出立ちがまたできたことが素直に嬉しいです。福岡空港でモリダイラ楽器の方と合流して、初日の会場「島村楽器久留米ゆめタウン店」へ。その日のスタジオ内ライヴ&トークは、写真がなくてすみません。地元福岡県の皆さんに加え、佐賀県、山口県、神奈川県など遠方からご来場の方もいらっしゃって盛り上がりました。
(→)この写真は、二日目の「島村楽器イオンモール筑紫野店」のフードコートでギタリストの天満俊秀クンとランチ中。彼も、4年ぶりに開催のこの日の「Morris FingerPicking Day 2024 九州予選大会」の審査とゲスト演奏で出演します。
(←)島村楽器イオンモール筑紫野店ホールにて開催された「Morris FingerPicking Day 2024 九州予選大会」では、フリー部門もコンテスト部門も皆さん素敵な演奏を披露してくれました。この写真は、ゲスト・コーナーの天満俊秀クンの演奏。通常のアコースティック・ギターに加え、独特なサウンドのバリトン・ギターもいい感じで使ってました。
(→)こちらは私のステージより。写真は、いつも来てくれるKさんより。3本のギターのうち、これはオール・ホンジュラス・マホガニーのモデル、Morris SC-123U。
(←)こちらは、天満夫人のチエちゃんが撮ってくれた中から、サイド・バックがホンジュラス・ローズウッドのモデル、SC-145Uを弾いているところ。
(→)ドクターストップでアルコールが飲めない私は、美味しそうにお酒を飲む皆さんに混じって、初日は炭酸水、二日目はノンアルで打上げに参加。でも、イマドキのノンアルは美味しいですね。このお店で飲んだ「オールフリー」は、そのネーミング通り、アルコール0、糖質0、カロリー0、プリン体0…完璧です (笑)! 禁酒してから1ヶ月半ほど過ぎましたが、昔のようにガンガンやれる日は来るのだろうか…。
脳出血からの復活! 次は久留米と筑紫野へ
先日、神田「M’s SPACE」で開催された「Morris Fingerpicking Day 2024 東日本予選大会」にゲスト出演しました。私にとっては、ブログで書いた昨年末の脳出血後の初のライヴ演奏でしたが、30分のステージを無事務めることができてほっとしています
MRIで見た脳出血にはかなりショックを受けた私ですが、処方してもらった薬をちゃんと飲み、禁酒と減塩食の規則正しい生活で血圧もかなり落ち着いてきました。脳出血が発覚した際には、お医者さんには「脳出血で損傷した脳の細胞は再生しない」と言われ、もうギターが弾けなくなるのかと正直かなり落ち込みましたが、年末年始に必死のリハビリ。自分のレパートリーを超ゆっくりのスピードで、1音1音学び直す感覚で練習を重ねました。そうするうちに、ギターを始めた頃の楽しさも思い出したくらいです。おかげで、徐々に感覚を取り戻すことができた気がします。損傷した脳の細胞は再生しないかも知れませんが、脳の別の箇所が覚醒したのでは?と勝手に思っています(笑)。
次の演奏は、今月下旬に以下の予定で、九州の福岡県に参上します。その時までには、もっと調子を上げます! 日程をクリックすると詳細ページに飛べます。
●1/27(土) 久留米「島村楽器久留米ゆめタウン店」:打田十紀夫ライヴ&トーク
●1/28(日) 筑紫野「島村楽器イオンモール筑紫野店イベントホール」:Morris Fingerpicking Day 2024 九州予選 ゲスト出演
どちらの入場も、島村楽器モバイル会員になると、観覧料金が割引になるのでお得です! 皆さんのご来場、お待ちしています!
LINEスタンプに、吹き出しバージョン登場!
〈打田十紀夫LINEスタンプ〉に “吹き出しバージョン”が新発売になりました。お友達へのメッセージやご挨拶に非常に実用的です。もちろん今回もイラストはお馴染み“雨あまやどり”さん。LINEを活用している方は是非どうぞ!
★LINEストア、またはLINEアプリ内スタンプショップにて発売中。【価格】120円(50コイン)
《ギタリスト打田十紀夫スタンプ 吹き出し版》 販売ページ(LINEストア)
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“雨あまやどり”さん作の打田オリジナルグッズは、グッズ販売サイト「SUZURI」でも多数販売されております。打田十紀夫やブルースマンのグラスなど楽しい作品がいっぱいありますので、是非覗いてみてください。よろしくお願いいたします!
ご挨拶
新しい年を迎えましたこと、謹んでお慶び申し上げます。
旧年中は大変お世話になりましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2024年の年明け早々に起きた「令和6年能登半島地震」。新年を自宅で寛いだ気分で迎えているところに、あんな大きな地震が繰り返し襲ってくるなんて…。被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。
さて、私は昨年12月中旬に脳出血が発覚して以来、大好きだったお酒を控え、あまり美味しくない減塩食を積極的に食べ、そしてお医者さんに出してもらった薬も真面目に飲んでいます。血圧もだいぶ下がってきて体調もいいです。動きにくくなった右手指は、完全復活までにはまだもう少し時間が掛かりそうですが、真剣にリハビリに取り組んでいます。少しずつですが、いい方向へ向かっている気がします。
1月は以下のスケジュールが入っていますが、すべて予定通り出演します。その演奏に間に合うように、右手を仕上げていきますので、皆様どうぞよろしくお願いします。
●1/13(土) 岩本町「M’s Space」
:Morris Fingerpicking Day 2024 東日本予選大会 ゲスト演奏
●1/27(土) 久留米「島村楽器久留米ゆめタウン店」スタジオ・ライヴ
●1/28(日) 「島村楽器イオンモール筑紫野店イベントホール」
:Morris Fingerpicking Day 2024 九州予選 ゲスト出演
それから、定期的に出演している曙橋「バックインタウン」の今年最初のライヴは、3/20(水祝)になります。gohクン、小松ひかるクンという、二人の実力派若手ギタリストがゲスト出演してくれて、脳出血あがりのこの老兵を盛り上げてくれます。二人の若さ溢れる素晴らしい演奏、そして老兵の復活を是非観に来てください! 前売りチケットの発売も始まりましたので、皆様どうぞよろしくお願いします。
●3/20(水祝) 曙橋「バックインタウン」
ゲスト:goh (from 群馬)、小松ひかる (from 茨城)
→ 前売りチケットはこちらより
何はともあれ、今年もどうぞよろしくお願いいたします!
打田十紀夫
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