三重県ライヴ(その3):番外編
わざわざ番外編としてご紹介するのは、ライヴ終了後に連れて行ってもらった「まんぼ家」でいただいた珍しい絶品料理の数々。下の左写真は「ごんどう鯨の刺身」、う〜んと唸ってしまう深い味わいでした! 右写真の「まんぼう」は、プリプリした不思議な食感が魅力でした。「酢みそ」と「肝ソース」が選べるとのことでしたので、私の場合はもちろん「肝ソース」。痛風によくないことは、はい、よく分かっていますよ〜(^L^;)。
さらに「地鶏の肝刺し」! はい、これも痛風には…(+_+;)。でも、最高に美味しかったです! 下の右写真は、熊野灘の海洋深層水を使った「深海ラーメン」。そんな貴重な水を使っているなんて、スープを残す訳にはいかないですね!( ̄▽ ̄;) いやはや、やや暴走気味ではありましたが、とても幸せな時間でした。マスターとママさんには本当にお世話になりました!
さて次のライヴは、カリプソ・フィンガーピッカー土師剛クンをゲストに招いての、7/19の曙橋「バックインタウン」です。土師クンにとっては東京での初演奏です。間違いなくすばらしい演奏を披露してくれると思います。私も気合い入っていますよ! 皆さん、どうぞよろしくね〜!(詳細はこちら)
三重県ライヴ(その2):紀宝町編
四日市ライヴの翌日は、三重県最南端の南牟婁郡紀宝町にある「Folks」で開催です。近くの新宮駅までは、JR特急「南紀5号」で3時間ほどもかかり、三重県出身の私も行ったことのない言わば“秘境の地”です。2年前の四日市ライヴにマスターとママさんがご来場下さったのが切っ掛けで、今回のライヴ開催につながりました。下の写真は新宮駅と「Folks」の看板。
ギター好きの皆さんがご来場くださり、熱い視線を心地よく浴びながら(笑)ライヴを務めさせてもらいました。ご来場の皆様、ありがとうございました! 下はライヴの様子です。マスターのブログでもライヴの様子を紹介してくれています(→こちら)。
下の左写真は、ライヴ前にいただいた「さんま寿司」と「めはり寿司」。熊野地方の名物です。美味しかったです! 右はマスター、ママさんとの記念写真。ありがとうございました!(つづく)
三重県ライヴ(その1):四日市編
四日市、紀宝町と、三重県でのライヴを無事終え東京へ戻りました。たくさんのご来場、どうもありがとうございました! 応援してくださった関係者の皆さま、本当にお世話になりました! 梅雨時に加え、台風まで発生しているという状況の中、どちらのライヴも怖いくらいに見事“晴れ男”の本領を発揮しました(笑)。今回は女将のおハルも同行しましたので、写真もアップします。
四日市は、私の出身地です。毎年地元の実行委員会の皆さんが企画されている「ハートフル・コンサート」に、光栄なことに今年は私に声をかけてくださいました。会場の「本町プラザ」は、なんと私の実家の斜め前。まさかここでコンサートをするとは…。人生何がおこるか分かりませんね(笑)。
下の左写真は、私の実家が近いJR四日市駅。近鉄四日市駅と比べると、ちょっとローカル感のある駅です。右写真のように、近所の掲示板にコンサートの告知が貼ってありました。
ありがたいことに前売り券は早々に売り切れたとのことです。買いそびれた方もいらっしゃったとのことで申し訳なかったです。下の写真はライヴの様子。本当にたくさんの方が来てくださいました。懐かしい方々にもたくさんお会いできました。
ところで、今回のハートフル・コンサートでは、地元のコスモ楽器さんにPAを担当してもらいました。右の写真はサウンド・チェックの様子。北川さん、大変お世話になりました!
ライヴ終了後は、中学時代の同級生の皆さんと打ち上げ&同窓会。昔と全く変わっていない人もいれば、大きく変貌を遂げている人も…(笑)。ともあれ友と飲むお酒は楽しく美味しいのでした。(つづく)
ツアーから無事戻りました!
さあ7月です。梅雨が明けたら、いよいよ暑さ満開になるのでしょうね。ビールがますます美味く感じることでしょう(笑)。先月中旬から始まったツアーも無事終了し、ひと段落しました。大阪「Acoustic Live Cafe Anie」、上大岡「クラークスデイル」、和歌山「Hobo’s Bar」、高松「BEATLES」、徳島「寅屋」、松山「カラフル」、高知「オーパスクラブ・ライラホール」でのライヴにご来場くださった皆様、本当にありがとうございました。ライヴはもとより、アフターでも充実した時間を過ごしました。梅雨時なのに雨に困ることもありませんでした。晴れ男パワー、まだまだ健在です!(笑)
私はツアーに出るときは、いつもギターを3、4本持って行きます。プリアンプなどの機材や着替えなど加えるとかなりの荷物ですが、車の免許を持っていないので、これらを電車移動で運ぶわけです。見た目は壮絶ですが、日頃運動不足の私にとってはいい運動になっているんです。ただ、巡業先で派手に飲み食いしてしまって、差し引きゼロの可能性も高いかな(笑)。
先月のツアーでもいろいろ頂きました。ツイッターでも色々載せましたが、ここでも美味しかったものの写真を数点挙げておきます。下の写真、左から、高松で竹内信善さんといった一鶴の「骨付鷄」、徳島の名店「いのたにラーメン」、松山で締めに食べた激辛&激旨の「オロチョンラーメン」。高知でも「カツオのたたき」ほか、美味しいものをたくさん頂いたのに写真を撮り忘れました。特に、関川さんと屋台で食べた「マヨネーズラーメン」は異色&絶品だったのに、写真なくて残念です。
さて、7月も三重県、東京、北海道とたくさんのライヴが入っています。ギターを数本担いで元気いっぱいに参上しますので、皆さんどうぞよろしくお願いします!
<7月のライヴ>
7/10 (金) 四日市・本町プラザ文化会コンサート
7/11 (土) 南牟婁郡紀宝町・music cafe フォークス
7/19 (日) 東京・Back In Town(ゲスト:土師剛)
7/23 (木) 釧路・喫茶えいが館
7/24 (金) 帯広・くつろぎの店 彩乃
7/25 (土) 札幌・Live & Dining Mellow
7/26 (日) 苫小牧・音楽パブ キャラバン
7/29 (水) 小樽・一匹長屋
7/30 (木) 富良野・傷つく森の緑
7/31 (金) 旭川・アーリータイムズ
<8月のライヴ>
8/22 (土) 九十九里・シーブリーズ
8/29 (土) 群馬県太田市・cafe SCORE
8/30 (日) 長野・インディア・ザ・ロック
ツアーの詳細はこちらで。
6月からのツアー・ラッシュと新ギター!
今日から6月。今年もほぼ半分近く過ぎてしまったということですね。うーん、早いなあ。今年の前半は、例年よりツアーが少なめでした。先日発売になった「DVDで完全学習 ギター・スタイル・オブ・ロバート・ジョンソン」などの執筆&楽譜制作作業に時間を割く必要があったためです。その甲斐あって、発売になった本はお陰様で順調に売れていて、原稿のお仕事も大変ありがたいと思っています。ただ、私自身はやはりライヴ活動を第一にしていたいので、こもり仕事に追われるとちょっと不完全燃焼な気分になることも否めません。
というわけで、ライヴ・ツアーが少なかった前半の遅れを取り戻すがごとく、6月中旬からは怒涛のツアー・スケジュールを組んでいます。初っ端は6/12(金)の大阪「Anie」。直前のライヴ出演が4/11の「フィンガーピッキング・デー」ゲスト演奏ですので、なんと2ヶ月ぶりのライヴということになります。フルサイズのライヴでは、3/8の三宮「アップル・ギター」さんのインストア・ライヴ以来ですから、3ヶ月ぶりですね。そんなになるかあ…。いや〜今からうずうずするなあ。ガツンと行きますよ〜。残席も少なめになっておりますので、どうかお早めにお申し込みください!
続くライヴは、6/14(日)に横浜の上大岡「クラークスデイル」で開催。渋くてお洒落なブルース・バーです。“クラークスデール”はミシシッピー・デルタ地帯にある都市の名前で、かのロバート・ジョンソンが悪魔と取引をした“クロスロード”もあるところです。マディ・ウォーターズやジョン・リー・フッカーとも所縁のある、ブルース史において重要な地名を店の名前に付けるとは、マスターの菅野氏はかなりその道の人ですね(笑)。しかも、このツアーではリパブリックの新しいリゾネーター・ギターも持って回る予定なのですが、そのモデル名がなんと「クラークスデール」(写真で抱えているギター)! 偶然といえば偶然なのですが、あまりに偶然すぎる(笑)。写真の状態から大胆に加工しましたが、どうなっているかは当日のお楽しみ!
その後も、和歌山、続いて四国各県(高松・徳島・松山・高知)、7月は、四日市、紀宝町、東京、北海道(釧路・帯広・札幌・苫小牧・小樽・富良野・旭川)とツアー・ラッシュです。お近くの皆さん、ご来場お待ちしております! よろしくお願いします!
<6月のライヴ>
6/12 (金) 大阪・Acoustic Live Cafe Anie
6/14 (日) 上大岡・Blues & Jazz Bar クラークスデイル
6/20 (土) 和歌山・Hobo’s Bar
6/21 (日) 高松・BEATLES(ゲスト:土師剛)
6/25 (木) 徳島・寅屋
6/26 (金) 松山・Live music Bar カラフル
6/27 (土) 高知・オーパスクラブ・ライラホール
<7月のライヴ>
7/10 (金) 四日市・本町プラザ文化会コンサート
7/11 (土) 南牟婁郡紀宝町・music cafe フォークス
7/19 (日) 東京・Back In Town(ゲスト:土師剛)
7/23 (木) 釧路・喫茶えいが館
7/24 (金) 帯広・くつろぎの店 彩乃
7/25 (土) 札幌・Live & Dining Mellow
7/26 (日) 苫小牧・音楽パブ キャラバン
7/29 (水) 小樽・一匹長屋
7/30 (木) 富良野・傷つく森の緑
7/31 (金) 旭川・アーリータイムズ
ツアーの詳細はこちらで。
ロバジョン教則、グレードアップした内容で再登場!
まもなく(5/22)、私の新しいムック「DVDで完全学習 ギター・スタイル・オブ・ロバート・ジョンソン(DVD付)」が発売になります。“新しい”と言っても、付属DVDに関しては1995年、すなわち20年前に当初VHSビデオとして発売された映像です(2003年にDVD化)。先日ムック化された「DVDでよくわかる ブルース・ギターの常套句 生!(DVD付)」よりさらに昔の作品なのです。痛風でも高血圧でもなかった頃の若き私が躍動する…それだけでも興味深いと思いませんか?(笑) 当時はこの分野の情報がない時代で、お陰さまでそのビデオは大変な反響を呼び、DVD化されてからも長きに渡り多くの方々にご愛用いただきました。今回DVD付きのムックとして発売されることによって、また新しい世代の方にも手にしてもらえそうで非常に嬉しく思います。
もちろん、古い世代の方々(失礼!)にも活用してもらいたいです。今回のムック化では譜面が大きくなって見やすくなり、ピッキングする右手の指が分かるステファン・グロスマン式のタブ譜を採用、さらに左手のダイアグラムも書き加えてあります。また、ロバート・ジョンソンの全29曲の詳細なコピー譜(イントロと1st)と、各曲のディープな解説やコラムなども新たに書き起こしました。すなわち、単なる再発売ではなく、伝説のブルースマン、ロバート・ジョンソンに関して“完全学習できる”と言っていいくらいの内容にグレードアップしてのムック化なのです。ですので、既に以前のVHSやDVDでお持ちの方も本作を買って損なし!だと思います。どうぞよろしくお願いします!
宣伝ついでに、昨年末に出した「39歳からの本格アコースティック・ギター(CD付)」も、嬉しいことに半年を待たずして増刷されました。このムックは、痛風&高血圧どっぷり(笑)の近年の私の力作です。そちらの方も何卒よろしくお願いします!
ニコニコ超会議2015【香山リカ医院】!
先日、幕張メッセで先日開催された「ニコニコ超会議2015」に、「超言論エリア」内ミニブースで収録の香山リカさんの番組ゲストで初めて参加しました。「ニコニコ超会議2015」は、「ニコニコ動画のすべてを地上に再現するニコニコ最大のイベント」と銘打たれているだけあって、アイドル、コスプレ、アニメ、ゲーム、音楽、政治、科学、スポーツなど、とにかくありとあらゆるいろんな分野のイベントが目白押し、広い会場は溢れんばかりの人で賑わっていました。今日のネット文化を担っているニコニコ動画の主催とあって、イマドキの若者が特に多く、私のようなオジサンにはやや戸惑いもありました(笑)。
いつもは全日本プロレスの渕正信選手を交えて、お酒を飲みながら香山さんの事務所で収録するニコ生番組「香山リカ医院」ですが、今回は渕さんが仕事が入っていて参加できず、お酒もなしの収録でした。それでも、美人で聡明な精神科医、香山リカさんのナビゲートのおかげで、無事楽しく番組出演できました。左はゲスト出演時の写真です。ギターも弾きましたよ。私の他に、南相馬市立総合病院・神経内科の医師、小鷹昌明さんもゲストで出演されました。小鷹さんは、福島第一原発から一番近い病院に自ら志願して移り、地域づくりに尽力されている方です。この日も興味深いお話や考えさせられるお話をいろいろ聞かせていただきました。本当に楽しく、有意義な1日でした。ご来場の皆さん、インターネットでご視聴くださった皆さん、香山リカさん、小鷹先生、本当にありがとうございました!
下の左写真は、会場内「超言論エリア」で開催されていた「お天気お姉さん大集合」。右は「大相撲超会議場所」。
さて、少しだけ先ですが、6月からはライヴが目白押しです。皆さん、予定空けておいてください。7月後半には北海道にも行きますよ〜。
打田十紀夫 Acoustic Guitar Live
⚫︎6/12 (金) 大阪・Acoustic Live Cafe Anie
⚫︎6/14 (日) 上大岡・Blues & Jazz Bar クラークスデイル
⚫︎6/20 (土) 和歌山・Hobo’s Bar
⚫︎6/21 (日) 高松・BEATLES(ゲスト:土師剛)
⚫︎6/25 (木) 徳島・寅屋
⚫︎6/26 (金) 松山・Live music Bar カラフル
⚫︎6/27 (土) 高知・オーパスクラブ・ライラホール
⚫︎7/10 (金) 四日市・本町プラザ文化会コンサート
⚫︎7/11 (土) 南牟婁郡紀宝町・music cafe Folks
⚫︎7/19 (日) 東京・Back In Town(ゲスト:土師剛)
詳細はこちらで。
パソコンのクラッシュ!
4月もあっという間に後半に差し掛かっていますが、先日長年愛用してきたノート・パソコンが突然起動しなくなってしまい、そのおかげでこのブログの更新をはじめ、諸々のことが停滞してしまいました。そのパソコンは、2008年か2009年くらいに購入したものですのでかなり古い機種なのですが、ずっと私の右腕として頑張ってきてくれました。2010年3月にツアー先の高山でスーツケースの下敷きになり、液晶画面のガラスにヒビが入ったのですが、そのままの状態で今日まで様々な仕事をしてきてくれた“ど根性”ノート・パソコンでした(写真の左側がそのパソコン)。
今月半ばのある日、パソコン内の空き容量が少なくなっていたので、当面必要のない大きなデータを外置きのハードディスクに移して再起動をかけたら…、あれ?起動しなくなってしまったではないですか。こんなことになるなら、パソコン内の全データを外付けハードディスクに書き出しておけばよかったのですが、やりかけている作業のものをはじめ重要なデータが残ったままでしたので、アップルストアへ泣き顔で直行した次第です。iTune関係とFirefox関係のデータは完全にアウトでしたが、幸いなことにそれ以外は救出されました。今これは新パソコンで書いていますが、このパソコンでは走らないソフトもあるので、以前のような快適な作業環境になるには、まだ少し時間がかかりそうです。
というわけで、このブログの更新が遅くなった言い訳でした。4/11の「モーリス・フィンガーピッキング・デイ」ことや、その他色々書こうと思っていたのですが、なんか機を逸しちゃったなあ。。。とりあえず、幕張メッセで開催される今週末の「ニコニコ超会議2015」へ香山リカさんのお誘いで急遽参加することになったので、その告知をさせてもらいます。
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打田十紀夫 急遽出演情報
【ニコニコ超会議2015 超言論エリア内ミニブース @幕張メッセ】
■4月26日(日) 11:00~13:00
<ニコニコチャンネル「香山リカ医院」が出張生放送!>
プロレス、福島の現状、日々のお悩み。香山リカさんがギタリストやドクターと徹底トーク!
【ゲスト】
打田十紀夫(ギタリスト) ※演奏予定
小鷹昌明氏(南相馬市立総合病院・神経内科)
☆お悩み相談を募集しています!ゲスト打田へもどうぞ!
いただいたお悩みには、当日ステージ、生放送でお答えします。
①「超会議お悩み相談」とメールのタイトルや本文に記載
②ハンドルネーム、年齢、性別
上記の2点を明記の上、以下のアドレスにメールをお寄せください。kayama1clinic@gmail.com
【香山リカ医院】番組ページ 【ニコニコ超会議2015】サイト
アミスターのフランタさんも…。
私が愛用しているアミスター・ギター(Amistar Guitar)の創設者、フランタ・ヤヴーレク(Franta Javurek)さんが2月に亡くなっていたことを昨日知りました。直接お会いしたことはありませんでしたが、以前からフレンドリーなメールを度々くれていて、いずれぜひお会いしたいと思っていた方でした。とても残念です。1958年生まれですから、私と同い年だったんですね。
実は先だっての中国地方ツアーで、私は久しぶりにアミスター“Stager-Mahogany”を持って行ったのですが、その時はフランタさんがご病気されていたことも、ましてや直前に亡くなられたことも存じ上げていませんでした(←左の写真は、Apple Guitarsインストア・ライヴ)。ツアーにどのギターを持って行こうかなと考えていた私に、きっと天国から彼が「トキオ、アミスター持っていけよ」とテレパシーを送ってくれて、それを感じ取ったのかも知れませんね。ツアーに出かけるときに、本当に思い立ったようにアミスターを持って行きましたから…。フランタさん、どうか安らかにお休みください。
先日のジョン・レンボーンさんといい、こういったお別れは寂しいです。さすがの私も気分が沈んでいます。皆さんは、ずっと元気でいて下さいね。
ジョンの思い出は永遠に。。。
ジョン・レンボーンがお亡くなりになりました。ペンタングルやジョン・レンボーン・グループでの活動をはじめ、ソロやバート・ヤンシュ、ステファン・グロスマンとのデュオなど、音楽史に大きな足跡を残している歴史的なギタリストです。彼は、ブリティッシュ・フォーク、ブルース、ジャズ、ケルティック音楽、中世ルネッサンス音楽…様々な音楽要素を取り入れ、芸術的ともいえる独自のスタイルを築き上げました。私がギターを始めた頃からのヒーローの一人で、どうしてあんな風に弾けるのかとレコードから一生懸命コピーしていた日々が思い出されます。今の自分のギター・プレイにも大きな影響を与えてくれた方でした。先日リットーミュージックから発売になった『あなたの知らないギター・インストの世界!』でも、私がセレクトした10曲において、1番2番はステファンとのデュオ「Snap A Little Owl」とソロの「The Hermit」でした。
私は、TAB.Ltdを設立してから、海外からのギタリストを招聘してのライヴ・ツアーを企画してきましたが、光栄なことにジョン・レンボーンを2度招聘することができました。2000年11月にダック・ベイカーと、2005年11月にはウッディ・マンとのコンビでの来日ツアーでした。会場はいつも超満員で、ソロでも、セッションでも、彼は素晴らしいプレイを披露してくれたことはいうまでもありません。ライヴで、名曲「Snap A Little Owl」を私がステファン役で一緒に弾いたり、そう、私がジャイアント馬場さんに捧げた「河津」も一緒に弾いてくれました。また、彼は素晴らしい音楽家であると同時に、常にジェントルマンな英国紳士でした。一緒に回転寿司に行ったり、下田の温泉にも行ったし、囲碁も打ったし…楽しかった思い出がいろいろ頭を巡ります。その後も「久しぶりにまた日本に来ませんか?」と何度か声をかけたのですが、「遠出するのがちょっとしんどくてね。こっち来たら寄っておくれ」と返事をもらっていました。ジョンには心から本当に感謝しています。どうか安らかにお休みください。
TABが主催したジョン・レンボーン来日ツアーの写真は、他にもTABホームページにアップしてあります。
2000年のツアー 2005年のツアー
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